ビタミンCはコラーゲンを生成する
ビタミンCの重要な役割のひとつは、人体のコラーゲンの生成に関与することです。コラーゲンは、化粧品、医薬品などにも様々なところで用いられていますが、真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつです。
良く知られているコラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ接着剤のような仕事をし、それがもとになって強い歯茎や血管、骨や筋肉などの各器官を作る働きをしています。
多細胞動物の細胞外基質の主成分として、体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全タンパク質のほぼ30%を占める程多いとされています。
ビタミンCの効用は、20世紀になってから壊血病の予防薬として発見されました。
壊血病の原因がビタミンC不足だということがわかり、治療法も確立されてきました。壊血病とは、血管がもろくなって、歯茎や内臓から出血が起こり、やがて死に至る病気で、古代エジプトの昔から人間を悩ませてきた病気です。
つまり、ビタミンCが不足するとコラーゲン生成が上手くいかず、細胞の結合が弱まり、出血などを誘発して壊血病になることが分かったのです。
コラーゲンは、体内では細胞間の至る所に存在し、組織を形作り肉体に適度の硬さと柔軟性を与えていることはご存知のとおりですが、ビタミンCが不足するとコラーゲンの同化が進行せず、歯のぐらつき・血管の脆弱化・皮膚からの出血・怪我の回復や免疫機能の低下・軽度の貧血など、壊血病の諸症状を呈するようになります。
同様に、コラーゲンを多く含む骨に対しても影響を与えてしまうのです。このように、結合組織でコラーゲンを生成する過程でもビタミンCは必要とされているのです。
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